書類仕事がたまってくると鬱々としてくる
2年次研修医の森本です(。-_-。)
今日は、受け持ちの患者さんに、PICCを挿入させてもらいました。
実は先日、友人の結婚式の時に、自分とこの病院はどうだこうだ、こんなことしてる、あんなことしてる、こういう時どうしてる…とひと盛り上がりした時に、出てきたPICC!
田村先生に「昇圧剤を使っている患者さんで、血管が硬くて漏れやすくて…看護師さんも大変だし、何より漏れてしまって静脈炎を起こしてしまってて…CVカテーテル(首から入れるカテーテル)入れるしかないですかね」とご相談した時、「PICCというものがあります」とまたまた出てきたPICC!
PICCとは、末梢挿入中心静脈カテーテル(peripherally inserted central catheter)の略称で「ピック」と呼ばれています。
はじめはベッドサイドで入れる予定でしたが、患者さんの腕を見て血管が固そうで狭窄の可能性もあるため、造影のできる透視室で行いました。
ベテランの看護師さんを泣かせてきた、硬い血管の痩せた腕に穿刺すること数回。
なかなかうまくいかず、音を上げそうになる私を辛抱強く見守る田村先生と看護師さん…
なんとか穿刺、枝に突っ掛かりながらもなんとかワイヤーを右房付近まで持ってきて、カテーテル留置することができました。
要領としては首から入れるカテーテルと同じで、首から入れるカテーテルよりは比較的安全に入れられます。患者さん自身も手技中・挿入期間も負担がより小さく、病棟での管理もしやすいと思います。
ただ、思わぬ血管を突き破ってしまう可能性はあるので、しばらくは透視室で入れさせてもらおうと思います。安全第一!引く勇気も大切!
また一つ、いいことを知った1日でした!
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