2009-03-16

私の病状報告 その3

2009年3月14日

私の病状報告 その3

研修委員長 田村幸大


副咽頭間隙腫瘍という稀な病気が、さらに稀な場所に出来ているという事が判明し、
その領域の手術を日本で一番たくさん手がけているという東京医科歯科大学頭頚部外科を12日に受診しました。


当初はこれまで言われていた良性の「神経鞘腫」だろうと言われましたが、画像所見をよく評価してみると悪性の「横紋筋肉腫」
が疑われるという話になりました。


神経鞘腫であれば慌てる必要がないのと、手術症例が非常に多く手術まで3ヶ月待ちという話でしたが、
悪性のものが疑われるため4月中に手術を組むという話になりました。混み合っている中に予定を入れる形になるため、
詳細な日程はまだ決まっておりません。


「ほぼ良性」というところから「悪性が疑われるので手術を急ぎましょう」という話に変わって、「予後はどうなのかな~」
「仕事に戻ることが出来るのかな~」と色々心配していますが、ここまで来たら腹をくくって手術を受けるしかありません。
手術の時は?骨を外すなど、それなりの侵襲を伴うため3週間ほどの入院が必要とのことです。


研修委員長の仕事、内科部長としての仕事、離島の応援、、様々な仕事を一時的に離れなければならず悔しい思いもありますが、
充電期間という事で前向きに受け止めます。

入院までは今まで通り仕事(当直も含みます)をしていきますので、よろしくお願いします。

��と言っても、東京まで受診に行ったりして、内科の他の先生たちに随分助けてもらっています。)


 



8 件のコメント:

  1. 有留 大海2009年3月19日 0:52

    田村教授お疲れ様です。
    手術日程が早く決まるといいですね。大変な手術であろうことは重々承知ですが、教授のタフネスと日本一の腕にかかれば大丈夫な気がして、正直僕はあまり不安な気持ちはありません(無責任かもしれませんが実際そうなのです)。
    教授が不在の間は、必ずや劉先生をはじめ教授の弟子(もちろん僕もです)が、みんなで穴を埋めるべく頑張るはずです!僕も頑張ります。
    今こそ、これまで教授が身を粉にして天に貯金してきたものを使う時だと思います。仕事のことより、お体のことを優先してくださいね。
    入院中は振り返りレポートを書きますか?毎日送っていただければコメントつけますよ!

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  2. 教育管理部 臼井之枝2009年3月19日 1:01

    コメントを誰か書いてくれるまで待っていました。
    有留先生が、一生懸命に書いていたので、私もコメントします。
    「指導医の指導医は研修医」と、おっしゃった人がいました。
    本当にそうだと思いました。
    入院中の、振り返りレポートの管理は私がしっかりとさせていただきます。安心してください。

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  3. 研修委員長 田村幸大2009年3月19日 9:34

    有留先生
    臼井さん
    コメントありがとうございます。
    実は今回「悪性の可能性があるから手術を急ぎましょう」と言われた時は、そこまで動揺しませんでした。話を聴いた日の夜は不安もあり寝付けませんでしたが、翌朝には元気に仕事をしていました。
    それは「この先生に任せよう。結果がどう出ても受け入れよう。」と思う事が出来ていたからでした。この辺の事は別に記事を書きたいと思います。
    日々の振り返りもそうですが、入院中に医師になってからの11年間の振り返りをして提出しますので、コメントをお願いします。

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  4. 田村先生大丈夫ですよ!
    4月から私は居ませんが、田村先生の愛弟子達(特に劉先生が)がきっとうまくやってくれることと思います。
    自分の部下達を信頼してやって、安心して手術に臨んで下さい。

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  5. 研修委員長 田村幸大2009年3月20日 14:23

    有馬先生
    先生らしいコメントで心に響きました。
    確かに仕事を取り上げられたら「心のバランス」を失うのかなと思います。仕事のペースを落とさないのは、他の内科の医師が変わってくれないのでは無く、私自身が変わらせていないのです。これまでの仕事を突然減らしてしまうと、すごく重い病気になってしまったようで、むしろ病気と向き合う気持ちが揺らいでしまいそうな気がするのです。
    しかし、有馬先生の言う「数値では現れない体力」というのも十分理解できる事ですので、入院ギリギリまで全力で仕事をする事は避け、少しずつ「病気との戦闘モード」に切り換えて行きます。
    私がこの病院に戻って来て6年が経過しました。私が抜けて内科の診療体制がガタガタになってしまうのであれば、6年もかかってその程度の体制しか作る事が出来なかった自分の力量を示しているのでしょう。一時的に混乱が生じても体制が維持できていれば、「継承」が上手くいっていたと言ってもよいのでしょう。
    ��年間の自分の仕事の成果を試されるという意味で楽しみでもあります。
    直接的に内科の当直など出来なくても、先生の心意気は大きな力になると思います。

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  6. 都会の研修委員長2009年3月26日 5:39

    遠い所からも応援していますので、入院中はゆっくりと自分の事を考えて頂ければ幸いです。
    何か手伝える事があればすぐに飛んで行きますので!
    振り返りレポートのチェックぐらいはさせて頂きますし、、、

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  7. 木村軍曹のレポートチェックはムチャクチャ厳しそうですね。
    「再提出ですね、はい。」

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  8. 都会の研修委員長2009年3月26日 21:01

    有馬先生、コメントありがとうございます。
    もちろん厳しくチェックさせて頂きますよ!!略語はもちろん、「てにをは」、漢字のはねるところまで!!

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