2010-12-30
振り返りレポート
2010-12-28
お昼休みにも学びます!
2010-12-27
勝手に2周年
実は12月25日は、私が初めて大隅鹿屋病院に来た日です。
2010-12-24
クリスマスケーキ
2010-12-22
グラム染色
2010年12月22日
1年次研修医 溜渕昌美
10月から内科研修になって、検査室に行く機会が増えました。
それはグラム染色に行っているからです!
内科では、上級医の先生も指導医の先生もみんな"グラム染色"を時間が可能な限り自分で行います。
自分で検体をカバーガラスに塗布し、固定して染色液で染めます。
けど・・・・染めてはみたけど分からないこともしょっちゅう…
で、いつも検査室の技師さんや、他の先生を呼び止めては邪魔をしています(^_^;)
技師さんも先生方もみんな優しく、どんなに忙しくても足を止めて教えてくれたり一緒に見てくれたりします。
慣れないなりも、一生懸命に内科研修しています!!
これからもちょこちょこちょこちょこお邪魔しますが宜しくお願いします。
2010-12-18
寝る子は育つ?!
2010-12-14
症例レポート
2010-12-13
洋上救急訓練
2010-12-10
干し柿★
他にも柿自体に悪酔い防止作用があり、二日酔いの時によく熟した甘柿を一つ食べると気分が良くなるとされている。
2010-12-09
研修委員長の一日
2010-12-07
大きくなった元研修医!
2010-12-06
ipad事件!
2010-12-03
後期研修医
2010-12-02
症例発表
2010-12-01
内科研修奮闘!
2010-11-30
麻酔科研修
2010-11-29
指導医インタビュー
2010年11月29日
研修事務担当
外科医長 奥田澄夫先生です!
とても指導熱心な先生で、研修医からは『ドラえもんのポケットのような先生』と言われています!
それは、質問などをするとすぐに文献などで説明をして下さり、研修医からとても尊敬されています。
現在は、12月から1年次研修医の山本先生の指導医です。
歴代の研修医の先生が、奥田先生の指導を受けています。
今年は、プログラム責任者養成講習会を受講して下さいました。
来年から入職してくる研修医の皆さん、楽しみにしていてくださいね!
Q:大隅鹿屋病院の印象は?
以前の変わらず活気のある雰囲気のいい病院です。
医局内での他科との連携もよく、またコメディカルの方たちも頑張って働いている印象です。
Q:先生が行う研修は、徳洲会グループのスーパーローテート研修でしたが、現在の必須になった初期臨床研修制度との違いは?
それほど違いはないと思います。
Q:研修医の指導は大変ですか?
過去には教えるのが大変な先生もいました・・・・。
Q:研修医に期待する事はどんな事がありますか?(エピソードでも)
基本に忠実に。各スポーツ選手がそうであるように、基礎がしっかりとしていないと名医にはなれません。
診察、検査、手術など早く一人前になりたいと思いますが、あせらず基本をみにつけてください。
2010-11-26
指導医と研修医
2010-11-25
湘南鎌倉総合病院見学
2010-11-24
1年次中間研修会
2010-11-16
病院説明会in島根!!
2010.11.12
1年次研修医 小川 絵奈
島根大学での病院説明会に参加しました。
今回は我らが大隅鹿屋病院が主催で、さらに私にとっては母校であるということから
大変気合が入った状態で説明会に挑みました。
病院のプレゼンは今井先生が行いました。
「病院選びには居心地の良さが重要、自分にとって居心地がいいと感じる病院でないと大変な研修生活は乗り切れない!!」
という今井先生のメッセージは最近病欠して、この病院の良さを改めて感じた私の心にも強く響きました。
やっぱり研修は大変です。
それでもこの病院が好きだ、という気持ちがあれば頑張ることができます。
あとの懇親会で、多くの学生さんとお話する機会がありました。
いろいろな学年の学生さんがおられましたが、皆さん自分の進路について真摯に考えておられて、心打たれました。母校のOBとして何か力になりたいな、と感じました。
どんなに志し高く入学したとしても、日々の講義に疲れどうしてもmotivationが下がってしまうときがあります。
そんな時に病院見学に行くと自分の初心を思い出すことができます。
私が病院見学に行ったときはそう感じました。
特に1、2年生方は臨床経験がないので、病院見学に行っても邪魔になるのではないか、意味がないのではないかと感じる方もおられるかもしれません。
でも、けしてそんなことはありません。
病院見学に行って感じることは学年ごとに異なってきます。
わからないことは遠慮せずわからないと言ってもらっていいのです。
病院見学は学生さんの知識を試す場ではありません。
ただただ臨床の現場を肌で感じて、多くのことに興味を持って帰ってもらって、今後のmotivationにつなげて頂けたらそれだけで病院見学は大成功です。
だから勉強に疲れたときほどたくさん見学に行ってみてくださいね☆
もちろん大隅鹿屋病院もそんな皆様を楽しみにお待ちしてます!!
2010-11-13
福井大学の寺沢先生に来て頂きました。
2010年11月13日
救急部長 木村圭一
11月5日ー6日まで、福井大学の寺沢教授に来て頂きました。寺沢先生はER型救急の草分け的存在で、学術的にももちろん有名ですが、仏の寺沢と呼ばれていて、温厚な性格でも有名です。
11月5日は大隅肝属地区のMC協議会と当院の共催の講演会でした(MCとはメディカルコントロールの略で、MC協議会については別記事で解説します)。「救急搬送のピットフォール」と言うお話で、尿管結石だと思ったら腹部大動脈瘤破裂だったとか、様々な例を挙げられ、思い込みは避けるべき、ただの外傷と思ったら不整脈が原因だったとかで、怪我をした原因を必ず追及すべきなど、色々貴重なお話しをして頂きました。
地域の消防の方、病院関係者など多くの方が感銘を受けていました。著書を買いたいと言う人が多くて、その場で売れば良かったです(^.^)。
講演会の後は懇親会でした。私は先生の著書2冊にサインをして頂きました。奥田先生はiPadに入れてしまっていたので、iPadの手書きアプリにサインをしてもらっていました。寺沢先生はサインをするのが最近楽しくなってきたと言う事だったのですが、iPadにサインをしたのは初めてだったようです(^.^)。
11月6日は朝7時半から午後2時頃まで、研修医の先生達とカンファレンスでした。先生がお話しして下さる内容はもちろんですが、話し方やコメントを入れるタイミング、先生が醸し出す態度など、とてもまねできそうにないですが、指導医としても勉強になる事ばかりでした。
研修医の先生達は、色々刺激を受けた事と思います。この体験を生かして研修頑張りましょう!
来年の8月にも来て頂く約束をしましたので、興味のある方は是非遊びに来て下さい。
当院の職員も読んでいると思うので、何故この講演が実現したかを説明します。2月か3月に鹿児島生協病院で寺沢先生の講演があり、城間先生と江口先生、有留先生と一緒に参加しました(その後の天文館でのカンファレンスの方がメインだったかも知れませんが(^.^))。その時非常に素晴らしいと思ったので、当院でも是非!!と思い、駄目元で大学にメールを送りました(寺沢先生のアドレスは知らないので)。するとすぐに先生から直接お返事頂き、半年後くらいなら(半年先まで予定が一杯なんでしょうね)大丈夫ですと言って頂きました。私は寺沢先生と面識があった訳ではありません。
2月の水谷先生もこんな感じで来て下さいました。見ず知らずの人から、こんな遠い所での講演を頼まれても、快く来て下さる人たちがいる事に感動します。
これからもお話を聴きたいと思った先生がいたら、お願いしてみようと思います。希望があったら教えて下さい。
それから、当院からもそうやって講演を頼まれるような先生がたくさん出ると良いですね。研修医のみなさん、5分ごとに笑いが出るようなお話を訓練しておいて下さいね!
2010-11-03
TNT(Total nutritional therapy)
2010-10-26
鹿児島大学病院説明会
2010年10月25日
1年次研修医 溜渕昌美
10月16日に鹿児島大学で鹿児島県内の病院説明会がありました。
(実は去年も参加して有留先生のプレゼンに感動していました。まさか自分がプレゼンするとは思っていませんでしたが…)
鹿児島への移動の車の中、フェリーの中では時間を測りながら臼井さんに聞いていただき、何度も練習しました。
会場で学生さんたちが集まり始めるとまた不安になってきてスライドを見直しました。
大隅鹿屋病院は4番目でしたがあっという間に順番になりました。
ステージにあがりプレゼンを始めました。何回も練習したはずなのになかなかスムーズに言葉が出てきません。そのとき、ふと宿泊学習で『文章を間違えずに読むことよりも、相手の目をみて話すほうが心に響く』と田村先生に教えていただいたことを思いだしました。
上手く話すことは諦めて、できるだけ学生さんをみながら話すようにしました。
6分という制限時間でしたが、あっという間に終わってしまいました。自分の席に戻ったとたんに指先が冷たくなってきて、改めて緊張していた自分に気づきました。
プレゼンが終わったあと、田村先生が「宿泊学習の成果がでてたね」と言ってくださいました。有留先生や臼井さんも良かったといってくださり、(贔屓目だとわかっていても)とっても嬉しかったです。これからまた説明会に行く機会も増えると思うので、すこしずつ上手く話せるようになりたいです。
鹿児島大学から1人でも見学に来てくれますように☆
2010-10-24
内科認定医試験、後編
2010-10-23
体調を崩して感じたこと
H22.10.23
一年次研修医 小川 絵奈
久しぶりのブログです。
先々週に謎の頻回嘔吐に襲われて、そのまま体調を崩してしまいました。
結局、1週間程度仕事も休んで、病院スタッフの皆様には大変ご迷惑おかけしました。
自分が体調を崩している間、本当に多くの病院スタッフの方に気にかけてもらいました。
秘書さんがわざわざPHSで「ご飯を持っていきましょうか?」と心配してくださったり、
同期の研修医と上司の先生が、ご飯を食べられてないのではと心配して食事に連れて行ってくださったり、
教育管理部の臼井さんが差し入れを持ってきてくださったり、
研修委員長が休みが長引いて焦っている私を気遣ってくださったり、
「小川先生大丈夫かな??」とわざわざ教育管理部に足を運んで心配してくださったり、
病欠から復帰して出てきた私に「おまえは基本的に頑張りすぎなんよ!!」心温まる説教をしてくださったり…
本当に本当に、多くの人に気遣われて大事にされていたことに今更ながらに気づきました。
思えばこの半年、
もっと肩の力を抜いていいんだよ〜
と多くの先生に言われていたのに、その助言を振り払って必死に毎日過ごして、
その結果が今回であったのかもしれないと思いました。
やっぱり自己管理は大事ですね。もう少し自分にも目を向ける必要があったんだと思います。
病欠から復帰して、一日目、救急担当で吐血の患者さんでした。
休む前と比べて患者さんの痛みに対してさらに共感できている自分に気づきました。
痛みに対して敏感になっていたということももちろんあったと思いますがそれ以上に
この半年で自分の心が荒廃しきっていたのではないかと感じました。
やっぱり医者も人ですから、自分の心に余裕があって、初めて人にやさしくできるのではないでしょうか。
少なくとも私はそうであったようです。
今回を通して、ますますこの病院と病院スタッフの皆さんが好きになりました!!
今後はあまり飛ばしすぎないように頑張ります(笑)
今後とも宜しくお願いいたします。
2010-10-22
急性胃腸炎と診断しても良いですか??
2010年10月22日
木村 圭一
当直をしていると、腹痛があると言う患者さんが結構多いです。診察して大きな異常がなさそうだと分かると「急性胃腸炎」と言う病名になる事が多いでしょう。
多くの腹痛患者さんを診療させて頂くと、だんだん慣れてしまい、また胃腸炎か、、、と言う風になってしまいます。しかし、腹痛の鑑別診断はたくさんあります。先日講演に来られた青木先生は、まず腹部以外から考えると言われていました。肺炎、心筋梗塞、大動脈解離、腎梗塞、尿管結石、、、、糖尿病性ケトアシドーシス、急性間欠性ポルフィリン症なんてのもあります。
疲れていて、忙しくて、、、、大変ですが、頑張って鑑別診断をしましょう。色々な病気の可能性を考えると言う事は、キャッチボールや素振りをするのと同じです。イチローでもキャッチボールや素振りを毎日するでしょう。素人レベルの我々も、毎日鑑別診断を考えるようにしたいですね。
この人は心筋梗塞じゃないか?バルビツール系の薬を注射して発症しているからポルフィリン症??いや55歳だけど子宮外妊娠かも?
外れだったとしても、考えた事は必ず患者さんや自分の役に立つはずです。CVや挿管に成功するよりも、外れだけど沢山の鑑別診断を考える事を繰り返す事の方が患者さんを救うと確信しています(最新の救急に関するエビデンスでも挿管やCVの効果は認められていませんよね)。
と、私が言っても誰も聞いてくれないでしょうから、偉い先生達のお言葉を紹介します。患者さんの診療をするのにだいぶ慣れてきた今、再確認しておきましょう。
ドクターズルール238(福井次矢訳、南江堂)
ルール120
確かに消化不良であるとわかるまでは、複数の冠状動脈疾患危険因子を持つ40歳以上の患者には消化不良などありえないと考えること。
マッシー池田先生のホームページ
http://square.umin.ac.jp/~massie-tmd/residentips.html#angina
「心筋梗塞患者は胸痛を訴えると思っていると,ほとんどの心筋梗塞を見逃すだろう」
胃腸炎だと思ったら心筋梗塞だった何てこともあるでしょう。
ER流研修指導医㊙心得47(P.54-56、加藤博之著、羊土社)
本当の救急は別の顔をしてやってくる。
著者の調査では心筋梗塞の患者さんの13%は胸痛以外の主訴で来院されたそうです。
日々是よろずER診療(泊慶明著、三輪書店)
一番最初の症例は下痢で来院したのですが、脳出血だったと言うのです。他にも心筋梗塞だった、糖尿病性ケトアシドーシスだった、子宮外妊娠だったと言う症例が載っています。
レジデントノート増刊「感染症診療の基本」Vol.12, N0.6:1077ー1078
"急性胃腸炎には気をつけろ"とよく言われ、その中には思わぬ疾患が隠れている。
胃腸炎と診断して入院させたらレジオネラ肺炎だったそうです。
レジデントのための感染症診療マニュアル第2版(P.649、青木眞著、医学書院)
発熱、嘔吐、下痢などの〔急性(胃)腸炎〕的症状を呈する疾患は消化器の内外、感染症・非感染症を含めて広く存在することを忘れてはならない。急性腹症診断の古典に「〔急性(胃)腸炎〕と言う診断は診断できていない病態にとりあえず無難な名前を与える行為であることが多い」という言葉は、臨床医が常に念頭に置くべき言葉である。
最後に今度講演に来て下さる福井大学の寺沢秀一先生のお言葉です。
救急診療の極意(P.185、羊土社)
急性胃腸炎って診断カルテに書くときに、本当に急性胃腸炎でいいんだろうかって罪悪感を感じる医者になって下さい。
ちなみに、寺沢先生には、11月5日(金)鹿屋に来て頂きます。夕方「ホテルさつき苑」で講演をして頂き、11月6日(土)午前にカンファレンスをして頂く予定です。
寺沢先生の講演は、大隅肝属地区MC協議会と当院の共催です。どなたでもお気軽に参加下さい。17時頃開始予定です。