2010年3月29日
札幌で嬉しかったこと
研修委員長 田村幸大
かれこれ一年ちょっと前から札幌東徳洲会病院に月1回伺っています。
当院で半年間、総合内科・透析の研修をした八戸先生(循環器科医長)から依頼を頂き、総合診療部で患者さんのコンサルトを受けたり、ミニレクチャーをしたりしています。
今回は3月26日、27日の日程で伺いました。
総合診療部では、この1年、3年目の先生3人が力を合わせて頑張ってくれていました。
その頑張っていた3名の内の一人、田中悠二郎先生が、札幌東での勤務を終え新天地に移る前に総合診療部で学んだ事の発表をしていったそうです。
残念ながらその発表を直接聴くことは出来なかったのですが、発表のスライドを見させて頂きました。
100枚近くのスライドでしたが、総合診療部で多くのことを学んだことが伝わって来ました。
ところどころでお世話になった医師として私の名前も入っていましたが、私の名前が出てきたこと以上に、1年間総 合内科の研修をして良かったというまとめのスライドが一番嬉しかったです。
4年目から脳神経外科に進まれるそうですが、本当に多くの経験をしたことは様々な場面で大きな力になることでしょう。
総合内科は何となく報われない感じがして、燃え尽きそうな感じになる時もありますが、その経験が良かったと言ってもらえたことは、嬉しい出来事でした。
これからも応援していきたい総合診療部です。
田村先生、嬉しいお話で良かったですね。先生が頻繁に出張され、色々な所で活躍されている事は、日本の医療に役立つ事だと思います。二次的に?当院にも役立つと思っています。これからも頑張って下さい!!
返信削除それから、総合診療部は救急と関係あるのでコメントさせて頂きますが、専門医が力を発揮できるのは、総合診療をしてくれる人がいるからです。それを分かっている人が少ないので困りますが、、、、
寺沢先生が講演で言われていた「うちじゃ内科」にならないよう注意したいですね。
注 コメントに注も変ですが、、、、
腹痛と背部痛、両膝痛のある患者さんを整形に相談すると、「これはうちじゃない」
外科に相談すると、「膝はうちじゃない」
内科に相談すると「これはうちじゃない」
と言われるので、こういった専門医達を「うちじゃ内科」と呼んでいるそうです。
私は「しょうが内科」を目差しています。他に診る人がいないのならば、、、、うちで診るしかしょうがないか、、、です。
木村先生
返信削除コメントありがとうございます。
このような小さな、でも非常に嬉しい出来事が総合内科を続ける力になっているのかと思います。
こんにちは。札幌在住の兼業主婦です。
返信削除田中先生の名前を見つけたので書き込みします。
父は突然(気づかなかった以前からの病気が悪化)倒れ、
札幌で田中先生にお世話になりました。
3週間ほど闘病しましたが、
残念ながら帰らぬ人となりました。
先生がお若いながら尽くされて居た事は
とても伝わって来ていて、父もがんばっていました。
挿管の前に、父は悲しかった戦争体験などを先生に話したようで、お忙しい中、耳を傾けて下さった事に感謝しております。父との会話は先生からのご丁寧なお手紙に記してありましたが、返事が出せずにいました。
田中先生は札幌の離れたようなので、もしかして燃え尽きてしまったのかと心配しておりました。このブログを読んで安心しました。
田中先生にお会いする機会があればよろしくお伝えください。
ペコさん、コメント拝見致しました。
返信削除田中先生は非常に頑張ってやっていました。
医師としてのキャリアは3年目でしたが、患者さんに対して注いでいる情熱は経験年数とは関係なく、本当に一人一人の患者さんに一生懸命関わっていました。
今は札幌を離れていますが、新天地で頑張っていますので、ご安心下さい。
また、このような温かい声も田中先生が頑張る原動力になることと思います。
コメントをいただきありがとうございました。