2010年1月27日
研修事務担当
昨日、1年次の溜渕先生から『見せたいものがあるんです』と言われ医局へ。
溜渕先生の机の上に、ジュースが2本置いてありました。
ん???と思いながら、『これは何の意味?』尋ねてみると。
1個目の飲むヨーグルトは、先日の当直の時に内科研修でのペアを組んでいる指導医の劉先生から差し入れだったそうです。
以前、劉先生が『ジュースを買って来るけど、溜渕先生も何か飲む?買ってきてあげるよ』 と聞かれた事があったそうです。
その時に頼んだのが『 飲むヨーグルト』だったそうです。
それを劉先生が覚えてくれていて、差し入れをしてくれたそうです。
紙には、『あ・げ・る』 としか書いていなくて、最初は誰が買ってきてくれて机に置いてくれていたのか分からなかったらしいです。
2個目は、先日、病棟で残念ながら患者さんが亡くなられた時に、悲しくて病棟で泣いてしまったそうです。
看護師さん達の休憩するところで、少し休んでから医局に戻った時に机の上に『オロナミンC』が置いてあったそうです。
そのオロナミンCには、手紙が添えられていたそうです。
内科の有留先生からだったそうです。
有留先生も、1年次の一番初めにそのような経験をしたことがありました。
『自分が医師になったことで何でも出来るようになったと思ってしまっていた。』
『目の前の患者さんを助けることが出来なかった。』
など、色々と思いながら泣いていました。
その時に、当時3年次だった(現在、循環器内科)の有馬先生がオロナミンCを買ってきてくれたのでした。
なんだか、そういった日常の小さな出来事ですが、とても微笑ましく感じました。
ちなみに、劉先生は有馬先生の指導医、有留先生の指導医、そして溜渕先生の指導医。
色々なところで、指導が受け継がれているなぁと本当に感心した瞬間でした。
落ち込んだ時はオロナミンCですね!病棟で涙を流す溜渕先生が1年目の時の自分と重なって見えました。いろんな感情が重なって流れた涙だと思いますが、その光景を見てきっと優しい医師になるだろうなと思いました。こういう初心を忘れずに診療にあたりたいものです。
返信削除ちなみに僕が買ってきたのはオロナミンCロイヤルポリスで、当時有馬先生が僕に買ってきてくれたオロナミンCより少しだけ高価です笑
劉先生、有留先生ありがとうございます。直接声をかけてくださったり、ときにはさりげなく机にジュースをおいてくださったりと本当に心強いし、励まされています。先生方は色々なことを乗り越えてきたからこんな風に優しくできるのかな…。
返信削除劉先生、指導医の文字を判別できずにすみません(汗
有留先生、オロナミンCロイヤルポリス、勿体なさ過ぎて飲めません(^_^;)
ちなみに、ヨーグルトは賞味期限が近くなったので飲みました(笑
こんばんは、垂水徳洲会病院の有馬です。1~3月、循環器内科は応援です(笑)。
返信削除溜淵先生。
教科書には病気のことが何でも書いてあります。
また、最近の教科書には良好な医師患者関係を築くため医師としての姿勢や患者(家族も含めた)心理が書いてあります。
でも、先生の感じた気持は何にも書いてありません。
教科書はお金を出せばほとんど買えますが、経験はお金を出しても手に入らないものの方が多いです。
いい経験をしましたね。
有留先生のくれたオロナミンCは僕が有留先生に挙げたのより40円も高いです。よかったですね。
今回のような話を聞くと、「なぜ医者になったんだっけ?」と初心に帰らされます。
明日からも皆で頑張りましょう。
ちなみにオロナミンCは大塚製薬のホームページによると年間約10億本売り上げているようです。(詳細はhttp://www.otsuka.co.jp/orc/を参照。)
有留先生のサインの仕方が有馬先生にそっくりなんですね。
返信削除いろんなことが受け継がれていくのがいいなあと思います。
研修医のころ当直中に看護師さんにミカンやチョコレートもらってなんとかがんばれていたのを思い出します。