2007年12月18日
「ツッカー」
2年次研修医 有馬 喬
ブドウ糖のことであるが、病棟でよく使う言葉で、聞き覚えのある人はたくさんい
ると思う。
だが、ツッカーってそもそもなんだ?
「ブドウ糖」の「ブ」の字も無いではないか?
しかも、カルテに現れた時、こいつは「TZ」って変身してるし。(まあ、読み方はツ
ッカーなのだが)
「お前、カタカナのツッカーじゃなかったのかよ!?」
いざ!5%TZ!!(5%って付くと、ちょっとこいつ薄くて弱そうって気がする><;)
一体何者・・・Who are you??
ネットで調べると、ドイツ語でTrauben Zuckerらしく、その略のようだ。(Trauben
Zuckerって書かれると、戦闘力高そう。)
どうだ、参ったか?お前の正体見破ったり!!
先日聞いた話であるが、どうしても許せない用語がある先生がいるらしい。
「マーゲンチューブ」である。
日本語で「経鼻胃管」、うちの病院では「NGチューブ」とよく言っている。
鼻から胃まで突っ込む管であるが、当然痛い!自分も一回試しに入れてみたことがあ
るが、自分で入れてみてと頼んだにもかかわらず「何すんだ?コノヤロー」と思って
しまった。
入れられる患者さんには苦しい思いをさせて大変申し訳ないが、治療上どうしても
必要なので、ご理解頂きたい。
話を戻すと、その先生が言うには、「マーゲン」はドイツ語なのに、英語の「チュ
ーブ」が引っ付いてるのがダメらしい。確かに言われてみればそうである。その先
生に言わせるとマーゲンって使いたかったら「マーゲンゾンデ」と言え、とのこと
らしい。
この先生がルー○柴に会ったら激怒しそうだ。
「ドイツ語と~英語が~トゥゲザーしてるって感じ?」
・・・。
元を知らないまま略語使うと格好悪いと結構言われる。
以前サマリー書いてると、「ENTって元が何か知って使ってるの?」
と田村先生に言われたことがある。
あの時は、思わず「さあ、なんなんでしょうね~」と言ってしまった。
「ローマ字なのは分かるんですけど・・・」とは激怒されそうだったので言わなか
った。
今はちゃんと調べてあるのでご安心を。
「エントラッセン」、でございますね。
木村先生にも、「先生は!ラパコレって使ってますけど、ちゃんとフルスペルで書け
るんですか?書けないならちゃんと調べて置いてください。はい。」と言われたこと
がある。
(あえて、先生の口調で書かせていただいた。)
ちなみに僕はよく人のモノマネをする。木村先生のマネもできる。(一番得意なのは
劉先生だが。)
いずれも本人に聞かれると激怒されそうなので本人の前ではやらない。が、結構似
てると思っている。自分もどこかでマネされてるのかも知れない。
他にも何人かできるが、最近マネしすぎて自分のオリジナルの話し方が分からんく
なってきていること否めない。
ではなぜマネるのか?
当然である。子供が親を真似て育っていくのと同じである。
言い換えれば、研修医にマネされると言うことは親、つまり指導医として認められ
ているということである。
別に話し方をまねる必要はない気もするが、それはここでは触れない。
自分もいつか若い先生に模倣される指導医になれればと思う。
ちょっといい感じな話?でまとめてしまったが、最後に。
胸のレントゲンを普段、「胸写」というが、九州あたりの方言である。
というわけで、今日の言葉の勉強はこの辺で。
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