2008年3月21日
プロ野球にたとえてみました
後期研修委員長 田村幸大
当院は今でこそ医師数が25名前後と増えていますが、5年前に私が赴任した当時は15
名位でした。
また、以前勤務していた徳之島徳洲会病院では3名しかいない環境も経験しました。
"http://202.133.118.29/trainee_doctor/archives/2007/12/post_24.php">
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これを野球にたとえると、いくら打ち込まれてもリリーフピッチャーがいないチー
ム、いくら打てなくても代打を出す事が出来ないチーム、怪我人が出たら試合が出来
なくなるチームという事になります。
打ち込まれて火だるまになっているのにリリーフピッチャーを出せないチームが強い
はずがありません。
ここ一番で得点のチャンスなのに当たりが出ていないバッターしか出せないチームが
勝てるはずがありません。
怪我人が出て9人揃えられなければ試合自体が成立しなくなります。
ちなみに3年前は内科医が二人しかいない中で多くの患者さんに対応しなければなら
ず、一人がピッチャー兼キャッチャー兼内野全部の守備、一人が外野全部の守備をし
ているような感覚でした。今もセカンドとショートをまとめて守っている感じです
が、人が増えてだいぶ守備範囲を狭くする事が出来ようになりました。
私は有名な研修病院ではなく、色々悩んだ末に当院での研修を選びました。研修医が
二人しかいなかったので、上の先生に可愛がって頂き、多くの経験をさせてもらえ、
どんどん成長出来たと思います。
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たとえてみればスター軍団揃いで中々試合に出られない巨人軍ではなく、自分がどん
どん試合に出られる弱小球団楽天を選んだという感じです(楽天関係者の方々、不快
に思われたら済みません)。しかし、その楽天も昨年はあと少しでAクラスというと
ころまで来ました。それは、ある一選手が駄目でも交代して活躍できる選手が揃って
きたからでしょう。常に安定して戦う事が出来る戦力が整ってきていると思います。
そんな訳で当院も地道に研修医の教育に力を注ぎAクラス入りを目指しています。先
発して完投するしかない状況、毎日先発しなければならない状況では強いチームにな
れません。強いチームになるために研修医教育に力を注ぎ、調子が悪ければいつでも
交代が出来る状況、怪我人が出ても戦力が落ちない状況が必要です。
人にはそれぞれ合った環境があります。巨人軍では無く、楽天を選んでたくさん試合
に出て花開く人もいる事でしょう。学生の皆さん、時には楽天(当院)の見学もして
みて下さい。
ちなみに現在は以下のメンバーでAクラス入りを目指して取り組んでいます。
大隅アリモッコリーズ:あまり強そうなチーム名ではありませんね(^^ゞ
監督:井戸弘毅
ヘッドコーチ:中山義博
鬼の打撃コーチ:木村圭一
セカンド兼ショート兼守備コーチ:田村幸大
有馬先生は走るのが苦手だから、あまり走らなくて良いファーストかな。
城戸先生はつかみ所がなく適切なポジションわかりません。好きなところを守って下
さい。
立石先生は体型的にキャッチャーでしょう。
田頭先生はいつも元気に走り回っているから外野なんかいいかもね。
いつも昼寝をしていて、ここ一番の時に覚醒して活躍する劉先生は代打がピッタリで
す。
研修医募集の業務をこなしながら言う事を聞かない研修医の尻を叩いてレポートを出
させている臼井さんはスカウト部長兼走塁コーチ。
ドラフト1位の研修医の先生も先日引っ越してきたようです。走らなくてもいいファーストのポジションを盗られないように気をつけます。
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