2009-09-10

7~8月は外病院で産婦人科の研修でした。

2009年9月8日

7~8月は外病院で産婦人科の研修でした。

2年次研修医 江口徹郎

現在は、鹿屋の近隣の病院で小児科の研修をしています。

大隅鹿屋病院から車で10分もかからないところにあります。

その病院は、小児科・産婦人科の研修でお世話になります。

私たちのプログラムまで、小児・産婦人科は2ヶ月ずつの研修で合計4ヶ月お世話になります。
現在、研修している病院は、大隅鹿屋病院と違い、紹介されてやってくる患者さんがほとんどなので、正常妊娠は勿論のこと、結構色々な症例を診ることが出来ます。
勿論、産婦人科なので、御産や緊急手術の呼び出しが何度もあります。

特に“辛い”と思うことはありませんでした。

やはり1年次から研修しながら色々と指導医の先生に教わりトレーニング出来ていた証拠だなと思います!

そんな事を考えると、大隅鹿屋病院が恋しくなります・・・

現在の医師不足、特に産婦人科医・小児科医の不足の問題は鹿屋も例外ではありません。
私の研修させて頂いている病院も、産婦人科勤務医が2人しか居ない事を考えるとかなりの負担です。
大変な科ではありますが、患者さんやそのご家族の喜んでいる表情を見ると嬉しくなってきます。

2年間のスーパーローテートは、必要だと私は感じます。

自分が一生携わることの無い科ですが、この経験がお互いの医師同士の連携などに役にたつのではないかなと思います。

最後に産婦人科の2人の先生方にご指導頂き、とてもお世話になりました。

2ヶ月間、有意義な研修が出来たと思います。
有難う御座いました。



2009-09-08

インドで修行!

2009年9月8日
インドで修行!
研修委員長 田村幸大

書類準備、院内勉強会に追われながら8月27日の卒後臨床研修評価を終えました。
その後、8月31日~夏休みを頂きインドに修行に行ってきました。

色々な意味で勉強になりました。

blog090908-1 1.インドに行くとスターになれる!
デリー空港に到着して一歩外に出ると、タクシーやリキシャ(オートバイに屋根が付いたような乗り物)の運転手から一斉に声がかかります。「ハロー」「こんにちは」「ニイハオ」など様々な挨拶が聞こえてきました。
それを振り切って何とかホテルにたどり着きました。
しかし、翌朝観光に出かけると、お土産屋さん(なぜかムチまで売っています)、リキシャの運転手、さらに意味不明の人々から一斉に声がかかります。
どれくらい声がかかるかというと、10秒で5人位から話しかけられます。
無視して歩いても、自分を中心に人垣が移動する状態になります。
きっと大リーグ2000本安打を達成したイチロー君は、いつもこんな感じなんでしょうね。
インドから帰国してビラ配りをしている人の横を通り過ぎた時にすんなり通り抜ける事が出来ました。
「もっと気合いを入れてしつこく配らなくて大丈夫か?」なんて思いましたが、インドが異常だったのでした。
いずれにしてもインド滞在中はスター気分を味わいました!

blog090908-2 2.「人類みな兄弟」なんて甘い甘い、「生き物みな兄弟!」
これまでいわゆる発展途上国と言われている国にも行った事がありましたが、さすがに首都や有名な観光地は綺麗に整備され観光客を迎えるのにふさわしい環境整備がされていました。
もちろんインドも、そのはず、、、
「あれっ、、、あそこに見えるのは牛!!」
野良犬までは驚きませんでしたが、野良牛!!、野良豚!!!、野良山羊!!!!、野良像!!!!!?
さらに高速道路を走っていると中央分離帯で牛が草を食べていました!
信号待ちをしていたら、隣にリヤカーを引いたラクダが並んで待っていました。
「お巡りさん、取り締まって下さい!」と叫んだものの、お巡りさんの前を悠々と進んでいく牛やラクダを見て気付きました。
この国は「生き物みな兄弟!」なのです。

blog090908-3 3.デリーでゲリー
アグラ→ジャイプール→デリーと有名な観光スポットを順番にまわりました。
毎日、辛いカレーやナンやラッシーをおなかに入れていました。
特に何ともなく元気に観光しました。「インド料理恐れるに足らず」と思っていました。
しかし、最終日にとうとう来ました。
そうです。インド旅行をした人なら誰もが経験するという激しい下痢です。
こんな事もあろうかと準備していた止痢剤、抗生剤、整腸剤を内服して何とか乗り切りましたが、やはりあなどってはいけないのだと思いました。
という事で、食事中だった方、ごめんなさい(_ _)
オヤジギャクでごめんなさい(_ _)

blog090908-4 4.廃車という言葉が無い?
ドアが外れて無くなったバス、バンパーが取れて無くなったタクシー、映画撮影のためにスタントで使ったのかと思うほど凹んだ乗用車、、、
すべてが普通に走っています。
日本だったら車検に絶対に通らない車、車検場にたどり着く前に絶対に壊れるだろうと思うような車が街に溢れています。
きっと、すごく物持ちが良いのか、「廃車」という言葉を知らないのかのどちらかでしょう。

5.インドでiPhone
木村先生がブログのコメントに書いていましたが、iPhoneは特に手続きをしなくても海外で使う事が出来ます。
インドの田舎で周囲に建物が見えない場所でもアンテナが3本立ちました。
これまでもレンタル携帯を使った事はありましたが、日本にいるのと全く同じように使う事が出来、感動しました。
至急の用事があったので日本に電話をしてみましたが、普通に話す事が出来ました。
日々の仕事に役立つアプリもたくさん出ており、仕事の時にも大活躍していますが、インドでも活躍してくれました。
時代はiPhoneです!
来春当院での研修を希望する皆さんに対して、iPhoneを持っている事を採用の条件にしようかと真剣に検討しています!
木村先生、いかがでしょうか?

色々と日本との違いを感じる事が出来ました。
また多くの世界遺産を見る事が出来ました。
コンピューターも無かった時代に、どうやってこんなに巨大な建造物を作ったのだろうと感心した場面もたくさんありました。
最後は下痢にやられましたが、それも今となっては楽しい思い出になっています。

群がってくるインド人を振り払う根性が必要ですが、一度行ってみると色々な意味で心に残る経験が出来るはずです!



2009-09-05

病院見学実習生31・32

2009年9月5日
病院見学実習生31・32
教育管理部 臼井之枝

病院見学実習生の方が2名来られました。
1日の実習でしたので、何を見せてよいか・・・沢山あり過ぎて迷うほどでした。
しかし、学生さんは内科中心で見学したいという事でしたので、内科の先生にお願いしました。

朝は、二人別々に見学。
一人は、内科の吉田先生について内科病棟見学へ。
一人は、外科の田口先生について外科見学、静脈瘤のレーザー手術が行なわれていたのでそちらも見学したようです。
次は、内科外来を少し見学。続いて整形外科外来を見学。
外来見学時間も1時間くらいで内科・整形外科を見学したので時間があまりありませんでした。勉強になったかな??

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blog20090904-6 昼食を取り、次はシミュレーターを使用してお勉強。
外科医長の奥田先生から教えて頂きました。
丁寧に教えてもらっているようで、学生さんの目は輝いていました。
中心静脈ラインの確保は研修医になったら行なう手技なので、手順をしっかり覚えておくと他の学生さんより一歩リードかな?
続いて、治験の看護師さんの奥松さんから点滴ルートキープの解説&実践。

 

blog20090904-7 内科の吉田先生、外科の奥田先生が腕を貸してくれたようです。
上手く出来たかな??

そして、現場に戻り内科病棟へ。
内科の劉先生が一緒に病棟で説明をしてくれました。
褥創回診もあり、それにもついて行ったようでした。
最後に内科のカンファレンスに参加して1日のスケジュールが終わりました。

 

 

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1日という中での見学でしたが、いかがでしたか?
また、また来て頂けましたら次は手術等に入り色々な事を経験して頂きたいなと思います。
大変、遠いところからお越し頂いた学生さん方でした。
病院見学実習にお越し頂きましてありがとうございました。

9月末も実習の申し込みを頂いています。
7月・8月は病院機能評価に没頭していたため、9月は学生さんのために頑張ろうと改めて思いました。



病院見学実習生30

2009年9月4日
病院見学実習生30
教育管理部 臼井之枝

9月1日~3日、病院見学実習生さんが来られました。
遠いところから一人で実習に来られました!
ありがとうございます!

blog20090904-1 1日目は、まず外科の手術から。
朝から、手術の説明を受けて、外科医長の奥田先生と一緒にOPE室へ。
OPE中は、奥田先生と田口先生に色々と教えてもらいながら手術を見学出来たようです。
最後まで手術に入れませんでしたが・・・
次が待っています。
内科を見学にって思った瞬間、循環器内科の辻先生からコール!
PCIを見学して、辻先生に色々とレクチャーして頂いたようでした。
そして、病棟→救急と大忙しだったようです。
まだ終わりません。
blog20090904-2 次は内科。
貴島先生と一緒に内科病棟見学です。
手技を見学したり、内科カンファレンスに一緒に参加しました。
カンファレンス終了後も、少し病棟回診を一緒にしていたようです。

2日目は、またまた手術の見学から開始。
整形外科の手術です。
手術時間まで少し時間があったので、救急部長の木村先生から中心静脈ラインのシミュレーターでレクチャーを受けました。
上手く出来たかな??
そして手術へ。
お昼までばっちり手術見学をしました。
お昼からは、内視鏡の特殊検査を見学に外科の田口先生と一緒に行きました。
15時から、ルートキープの練習です。
blog20090904-3 感染の看護師さん2名と一緒に指導を受けながら、奥田先生や木村先生などの腕を借りながら楽しくやれたようでした。
16時からは、内科の劉先生についてカンファレンスに参加しました。
それで終了!っと思いきや、次は挿管の練習。シミュレーターを使用しながら先生方に教えていただきました。

やっと長い長い2日間の終了です。
大忙しのばたばたの2日間でしたが、いかがでしたか??
また、是非、お越しになるのを病院一同お待ちしています。



2009-09-04

お帰りなさい!

2009年9月3日
お帰りなさい!
教育管理部 臼井之枝

9月1日より、救急部長の木村先生が大隅鹿屋病院へ戻って来られました!!!
大変嬉しいことです。
木村先生は、外科・救急が専門ですが、現在、9月1日からは整形外科研修をされるという事です。
部長クラスになっても、日々勉強、まだまだ勉強・・・・
凄いですね。
研修医の模範になると思います(笑)

昨日は、2年次研修医の有留先生が夕方、外病院の研修先から木村先生に会いに病院へ来られました。
タッチの差で木村先生は帰られていました。
とても残念がっていました。

blog090903-3 早速、先生が戻られてすぐに学生見学実習生さんが来ていたのでレクチャーして頂きました!!!(学生さん実習の様子は明日アップします)
早くも先生をこき使っている?という印象を持たれてしまうかな?
「ドクターK」を一緒に読んでから、シミュレーターを使用してレクチャーを行なってくれました。
何だかこの風景が懐かしい感じがしました。
1ヶ月に1回は、病院に応援に来て頂いていたのでその時も学生さんのお相手はしてくれていたのですが・・・

また、一緒に研修医教育が出来ることがとても嬉しいです。
現研修委員長の田村先生と、元研修委員長の木村先生と力を合わせてよりよい研修システムを作っていきたいと思います。

木村先生、これからまたまた宜しくお願い致します!



卒後臨床研修病院機能評価

2009年9月1日
卒後臨床研修病院機能評価
教育管理部 臼井之枝

田村先生もブログに書きましたが・・・
事務担当からも!

27日、無事に機能評価受審が終わりました。
このブログを借りて、ご協力いただいた職員の方々にお礼を!!

blog090903-1 過去にも臨床研修については、勉強会は行なってきました。
病院対象、看護部対象、事務部対象・・・と。
5月には、省令改正に伴い事務部でも勉強会を開いたばかりでした。
しかし、今回はもう一度おさらいの意味を含め行いました。
忙しい業務の中沢山の方々が参加してくれました。
田村先生から指名され答えを言わないといけない場面とかもあり、緊張したのではないでしょうか?
本当にありがとうございました。

blog090903-2 資材の方にも、急な物品請求にも大至急で対応して頂きまして大変助かりました。
コピーを頼んだ各部署のみなさん、ありがとうございました。
総務課の方々にも十分過ぎるほどの協力ありがとうございました。
書類の多さに驚きながらも、一生懸命にお手伝いをしてくれた総務課の女性陣には感謝、感謝です。
事務部長は、時間の無い中、大量の書類に目を通すのは本当に大変だったと思います。
疲れもピークだったのではないでしょうか?ありがとうございました。
そして、そして!!事務次長には一番お世話をかけてしまいました。本当に、信頼出来ていつもリーダーシップをとってくれる次長が頼りになりました。本当にありがとうございました。

看護部長さん、医療安全、感染対策、各病棟師長、看護部長秘書さん、準備段階から機能評価当日まで大変でした。
大変忙しい中、時間の無い中、大変だったと思います。
本当にありがとうございました。

最後に、プログラム責任者の田村先生、本当に大変な2ヶ月でしたね。
最後の最後に「iPhone」事件がありましたが・・・・
進級・終了証書授与式に研修医の先生方には「一人で研修は決して出来ない」という事を忘れないで欲しいという思いをこめて行ないましたが、今回、私たちがそれをとても感じました。
臨床研修というとても専門分野の機能評価でしたが、病院全体で取り組み、全ての人たちが協力してくれたことに本当に感謝しています。

これから、研修指定病院として発展していけるように頑張りたいと思います。



2009-09-01

歴史に残る大きな一歩

2009年8月28日
歴史に残る大きな一歩
研修委員長 田村幸大

8月27日は待ちに待った卒後臨床研修評価の受審日でした。

blog20090831-1 朝は書類審査から始まりました。こちらは準備していたと思っても、いざ書類の提示を求められると、すぐに見つける事が出来ないものもあり慌てました。ここは優秀な事務担当のサポートで無事終了しました。

続いて当院の研修の概要・理念のプレゼンテーションです。
担当の井戸院長は1時に覚醒して、朝まで眠れずそのまま病院に来られたそうです。徹夜の準備の甲斐あり、当院の研修の特徴が伝わる良い発表でした。

次に合同面接です。サーベイヤーと当院スタッフが向かい合って細かいポイントを次々に質問されました。
日々やっている事、今後こうしたいという思いを答えていたら、あっという間に終わってしまいました(実際は1時間位の時間でした)。

昼食を挟み昼からは病院内のラウンドです。
病歴室、図書室、安全管理部、当直室、教育管理部、検査室、医局、屋上、内科病棟、外科病棟、相談窓口、外来・ERと順番にラウンドを行い、行く先々で担当者に質問が投げかけられていました。

blog20090831-2 続いて研修医インタビューがあり、有馬先生、江口先生がインタビューを受けていました。

最後にサーベイヤーの方から講評を頂き終了となりました。

講評では「地域医療を支える良い研修医を育てようという意欲と熱意で素晴らしいプログラムが提供されている。熱心な指導医とアットホームな雰囲気がある点を研修医が評価していた。振り返りレポートは大変良い取り組みで感銘を受けた。今後研修病院として発展していく事は間違いない。ただ、医療安全に関しては、今後大隅半島唯一の研修管理型病院としてより高いレベルでの質の確保が必要。」と総括を頂きました。

今回の受審の準備過程で感じた事は、如何に病院一丸となって研修医教育に取り組んでいるか、それが永続的な研修医教育につながるようシステムが作られているかが問われているという事でした。
一人の優れた研修医、一人のスーパーマン的な指導医がいたとしてもまったく良い評価は得られない評価の仕組みになっていました。
そのような中で看護部を始め、多くのコメディカル部門が日々の研修に協力してくれました。また、今回の受審の際にも本当に多くの協力を頂きました。
採用試験受験者数の増加など大きな成果が出始めると、「これだけの成果を上げたのだから」とついつい天狗になってしまったり、裏方の苦労を忘れてしまったりします。
しかし、ここを忘れてしまっては今のような病院一丸となっての取り組みは望めなくなると思います。
本当に多くの方のご協力を頂き、心から感謝申し上げます。

個人的には準備過程から一貫して関わる事で大変な事も多かったのですが、誰もが経験できるわけではないプログラム責任者として卒後臨床研修評価に臨むという貴重な経験をさせて頂きました。私自身の成長の糧になると思います。

長いようで短い一日でした。
しかし、当院の臨床研修の歴史に残る大きな一歩でした。