2009-09-30

病院見学実習生34・35

2009年9月29日
病院見学実習生34・35
教育管理部 臼井之枝

9月25日(金)に、病院見学実習に2名の学生さんが来てくれました。
1日の実習なので、スケジュールを詰めて行いました。
第一希望の手術の予定が無く、希望に沿うことが出来ませんでしたが、学生さんは嫌な顔一つせず一生懸命に実習をされていました。
二人来られたうちの一人は、何と今回3回目!!
お友達を紹介してくれて一緒に来てくれました!
それだけでも感動してしまいました。

まず、一人ずつに分かれて整形外科病棟と整形外科外来へ。
1時間半ずつで交代して午前中は整形外科を二人とも見学しました。
病棟が整形外科研修中の木村先生(救急部長)が担当で、外来は整形外科部長の前田先生が担当してくれました。
色々な勉強が出来たかな???

午後からは、循環器内科の有馬先生について実習開始。

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患者さんの説明を受けながら、循環器病棟をラウンドしていました。
そして、少しお話を・・・どんなお話をしていたのかな???
それから学生さんのご希望の、循環器内科医長の辻先生と一緒に、実習をしていました。

もう一人の学生さんは、シミュレーターを使用して中心静脈ラインの確保の練習とルートキープの練習です。シミュレーターは内科の劉先生から、ルートキープは感染の仮重師長さんと看護師の奥松さんよりレクチャーです。
上手く出来たようでした。

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blog20090929_005 それから、外科医長の奥田先生から外科の患者さんの検査があるので誘われて透視室へ。
学生さんも興味があったようで楽しみにしていました!!
私はなかなか写真を撮りに中に入れなかったのですが、レントゲン技師さんが声をかけてくれて素晴らしいショットが撮れました!!
真剣な写真が撮れています、本当にレントゲン技師さん、ありがとう!

 

 

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後は、それぞれの先生からレクチャーを受けて、最後に内科のカンファレンスに参加して無事に1日の実習が終了しました。
1日で駆け足状態になってしまいましたが、満足できたでしょうか?
また、是非、時間をとって来て下さいね。
何回も来て大丈夫です!



2009-09-29

誰も教えてくれなかった診断学

2009年9月28日
誰も教えてくれなかった診断学
研修委員長 田村幸大

9月26日に大阪で「診断学セミナー」を受講して来ました。
参加者は大阪で開催されるだけあり、関西圏からが中心で九州からの参加は私一人だけでした。

時間とお金をかけて大阪まで行ったのは、「誰も教えてくれなかった診断学」という本の著者2人の生レクチャーを受ける事が出来るからでした。
http://www.igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?book=18870

blog090928-1 レクチャーの内容は基本的に本の内容に沿ったものでしたが、研修医や医学生を対象に実際にカンファレンスをやっている場面を見る事が出来ました。
2人ともカンファレンスの進め方が上手い!
実際の現場で使える内容盛りだくさんでした。

ちなみに何か難しい症例や珍しい症例を当てるという手段では無く、如何に日常診療で出会う多くの疾患を見落としなく速やかに診断を進めていくのかという手段です。


blog090928-2 「誰も教えてくれなかった・・・」と書かれている通り、私自身もその思考過程を誰かから習った訳でも無く、経験を重ねていく中で自然に身についている感覚でした。自然に身について来た物なので、後輩達に教える事も出来ずにいました。教えるのが嫌なのでは無く、自然と身についた物だから、上手く言語化して伝えられていなかったのだと思います。例えば子供の頃に意識せずに覚えてしまったお箸の使い方を外国人に教えるのが、難しいのと同じかと思います。

そんな中で、その思考過程を言語化している事、しかもそれが非常にわかりやすく書かれている事を考えると、この本は秀逸です。

臨床経験が少ない医学生には少しイメージがわきにくい点が多いかと思いますが、臨床研修のスタート地点でオリエンテーションとして読んでもらいたい本の一つです。臨床経験を重ねた先輩達の思考過程が少し見えるようになると思いますし、日々の研修を乗り切る糧にもなると思います。

また、後期研修医も読んで勉強になる点がたくさんあります。なぜなら、しつこいようですが「誰も教えてくれなかった・・・」事項がまとめられているからです。

指導医も勉強になります。臨床経験を重ねて自然に身に付けた事を言語化して後輩達に伝える事が出来るようになるからです。

という事で全ての人にお勧めです。



2009-09-27

病院見学実習生33

2009年9月25日
病院見学実習生33
教育管理部 臼井之枝

病院見学実習生さんが、9月23日~25日まで来てくれました。
シルバーウイークで学校がお休みだったそうです!
良く来てくれました!!!

世間はシルバーウイークというのに、学生さんは当直見学に入りました!
この連休中は、病院は大忙しだったようです。
先生方も少々お疲れ気味でしたが、学生さんが来てくれてパワーアップ!かな?
当直は、外科部長の城間先生と研修委員長の田村先生の部長先生でした。
夜中、外来や救急を見学出来たそうです。
朝は、外科部長の城間先生が夜に経験した症例の文献を持ってきてくださり、レクチャーを受けていました。

blog090925-1 翌日は朝から手術見学。
整形外科の手術を見学しました。
整形外科研修中の木村先生(救急部長)が一緒に手術室へ!
手術室では、整形外科部長の前田先生が御指導してくれたようです。
近い位置から手術が見学出来たな?
午後からはルートキープの練習と中心静脈ライン確保のシミュレーターを使用して練習しました。
なんと、副院長の利光先生が御指導してくれました。
ルートキープの血管も、利光副院長が貸してくれました。
上手く出来たな???
研修が始まればすぐにシミュレーターで練習が始まります。
少し早い体験でした!
それから、腎臓外来の見学へ!と移動中、内科の吉田先生に会いました。

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blog090925-4 内視鏡室で処置があるので、声をかけて頂きました。
急遽変更で、吉田先生と内視鏡室へ。
学生さんはとても嬉しそうでした。
後は、そのまま内科カンファレンスへ。
この日のカンファレンスは長かった・・・・

翌日は、田村先生と一緒に内科病棟へ。
内科病棟をゆっくりじっくり見学出来たかな?
田村先生に学生さんが付くのは、あまりありません・・・・
少し緊張したかな?
お昼ごはんは、田村先生がお昼から出張のため不在になるので、他の見学の学生さんと一緒に食事を取りました。
またまた緊張したかな?

お昼からは、訪問診療に。
半日かけて、お昼からの時間は全て訪問診療へ。
桑原先生と一緒に患者様のお宅を回り、色々とお話が聞けたようでした。

3日間、いかがでしたでしょうか?
また是非、お越しくださいね。
病院スタッフ一同、お待ちしています。



2009-09-18

指導医インタビュー②

2009年9月18日
指導医インタビュー②
教育管理部 臼井之枝

指導医インタビューは、内科 貴島 沙織 先生です!
貴島先生は、内科後期研修医として3年目から当院で働いている先生です。
去年、既に日本内科学会認定医も取得されています!!
働く女性のお手本のような先生です。
なんと小さなお子様もお一人いらっしゃいます!!
子育てをしながらお仕事をされるのは本当に大変な事だと思います。
患者様にも大人気の先生です。

Q:大隅鹿屋病院の印象は?

blog090918-1 常勤医数が増えてきており、職員の向上心も高く活気がある印象があります。

Q:先生は現在の研修制度をどのように思われますか?
総合内科をしえいる身ですので、患者さんの訴えは多岐に渡り、全身を診て人もみる医療をしています。
偏りのなり知識を身につけられるので、ローテート制は良いと思います

Q:大隅鹿屋病院の研修医の良いところはどこだと思いますか?

blog090918-2 全てを教えて貰うのではなく、まず自分で考えようとする姿勢があり、良く動くので大変良いと思います。

Q:指導医の仕事は大変ですか?

多くの研修医を指導したわけではないのですが・・・
成長している姿をみるととても嬉しく思います。
どうしたら上手く理解し動けるようになるか、患者様を診れるようになるかとても気を使います。
自分自身・指導医自身も日々勉強しないといけないので大変です。

Q:先生の医師になってから一番の思い出はどんな事がありますか?

blog090918-3 癌ターミナルの患者さんを在宅で看取った時。
家族も患者さん本人も安らかで笑顔でした。
最近は、在宅で看取ることはすくないですが、
その件以来、自宅で帰れる方自宅での療養を希望の方は出来るだけ在宅で看護できるように心がけています。
後、当院で素敵な上司(田村先生・劉先生)と出会えたことです(^_^;)

Q:研修医との思い出・エピソードがありましたら教えてください。

某○○先生は、とても不器用なタイプで仕事もマイペースなほうですが、時間をきちんと守り、ちゃんと片付けをし、スタッフに気を使ったり、挨拶をきちんとし礼儀正しいところに気がつきました。
仕事が出来る!手技が器用に出来る!だけが良い医師の条件ではありません。
○○先生を見てそう思いました。とてもすがすがしく思いました!



川南病院応援→指導医養成講習会の旅

2009年9月17日
川南病院応援→指導医養成講習会の旅
研修委員長 田村幸大

少し遅くなりましたが、9月11日は宮崎の川南病院で透析の回診、12日、13日と山形県酒田市で指導医養成講習会と日本を縦断する出張をこなしてきました。

まず11日は川南病院です。
当院で3ヶ月間、透析の研修をした山中先生が頑張っていました。
回診してデータのチェック、処方の変更を行ってきましたが、すでに山中先生が指示変更をされていたので、変更する部分は最小限で済みました。
山中先生は透析のスタッフ・患者さんの双方から頼りにされ大変活躍していました。
当院で研修した先生の活躍している姿をみる事が出来るのは嬉しいものです。

川南病院の回診を終え、宮崎から羽田、羽田から庄内空港のルートで酒田まで移動しました。
実は山形県というか東北地方に行くのが初めてでした。
飛行機を降りると九州とは空気が違い寒さを感じました。日本の広さを感じさせられました。

12日はベッドサイドティーチングの講義、13日は症例プレゼンテーションの講義をさせて頂きました。
13日は昼に酒田を出ましたが、家に帰り着いたのは夜9時でした。やはり鹿屋は遠かったです。

さて、これまで何度も指導医養成講習会で話しをする機会をもらっていますが、話しをさせて頂いて良かったと思う事がいくつかあります。

1.自分が一番勉強になる。
これは木村先生などもACLS講習会に関連してよく言われていますが、人に教えると確実に自分の知識として定着します。
人前で1時間話す時間をもらったら、その何倍も話しが出来るだけの情報を事前に仕入れておく事になります。
作ったスライドも色々な機会で使う事が出来ます。
実際にベッドサイドティーチングの講義をすると自分もしっかりベッドサイドティーチングをしようと思って行動にもつながります。

2.色々な病院の先生と知り合いになれる
全国の色々な病院から参加されている先生、名前だけ知っている有名な先生方と懇親会でお話しする機会を持つ事が出来ます。
頑張っている先生達のエネルギーにさらされるだけで、元気になります。

3.全国各地の美味しい物を食べる事が出来る
徳洲会グループ全体の研修委員長の佐土原先生が非常に各地の食べ物に詳しく、講習会前日の打ち合わせや懇親会の時に色々と美味しい物や下手物を食べる事が出来ます。
これも出かける楽しみの一つです。

と言うわけで、いつも強行スケジュールながら楽しみにしています。
ちなみに出張先にも走るための装備はいつも持参しています。
日本各地を走る事が出来るのも楽しみの一つでした!
(もちろん酒田でも走りました)

blog090917-1



2009-09-17

GOOD RESIDENT創刊1周年!

2009年9月15日
GOOD RESIDENT創刊1周年!
教育管理部 臼井之枝

気がついてみたら、「GOOD RESIDENT」が、1周年記念でした!!!
http://202.133.118.29/shokuinboshu-rinshokenshui-goodresident.html

goodresidens090904-hyousi 9月号をどうしてスペシャルバージョンにしなかったのだろう?と少し後悔。
でも、何も考える暇も無くただひたすら急いで作成しました(^_^;)
もう少し、冷静に企画すれば良かったです。

この1年間、「GOOD RESIDENT」を作成するにあたり協力してくださった方々にも感謝です。
原稿依頼をしても快諾してくださり、すぐに原稿を書いて下さる先生方ありがとうございます!
特に田村先生は、締め切り1日前に依頼をしている状態です。
しかし、田村先生は「追い詰められると仕事ができ、ひらめきがある」という事ですので、多少は計算??してお願いをしています(笑)

「GOOD RESIDENT」を楽しみにしてくれている方々がいてくれます。
この1年間で、「いつも読ませて頂いている」とお手紙を送ってくれた病院長さんもいました。大変嬉しく、日々の努力が報われた気持ちになりました。
それ以上に、当院の研修医の事を広く知ってもらえているという充実感も味わうことができました。
大隅鹿屋病院群の中の研修事務担当者さんからも、「届いたよ!」「楽しみに読ませてもらっている」「病院回覧に回しているよ」というメールを頂いたりしています。
粗末な広報誌ですが、いつも読んで頂いている皆さんに感謝です。

学生さんも、GOOD RESIDENTがホームページにアップされていないと「まだですか?」と連絡をくれたりもします(笑)すっかり忘れていて、学生さんに言われて急いでホームページに載せたが最近の話です・・・・
手作りで、決して格好の良い広報誌ではありませんが、頑張って毎月発行できるように努力していこうと思います。

これからも、大きなことは出来ませんが少しずつ地道に努力して頑張っていきますので宜しくお願い致します。



2009-09-15

ICU回診

2009年9月14日
ICU回診
教育管理部 臼井之枝

毎週月曜日は、全科でICU回診を行なう日です。
今日は、月曜日その日です!!
機能評価で、回診記録が1枚もなかったので・・・・
少しずつ記録をとるようにしました。
今日はその報告を!

とは言っても、内容は私には全く分からないので雰囲気の報告だけなんですけど(笑)
本日の参加医師は、内科・外科・循環器内科・心臓血管外科の総勢16名の参加でした。
勿論、研修医もです。(現在は外病院研修中のため写真には映っていません)
当院の医師は全て参加という事になります。

blog090914-1 blog090914-2

ベッドサイドでレントゲン等を見ながら話をしています。
科別に分かれて聞いているのではなく、バラバラの科の先生が隣通し話をしています。
当院は、各科の垣根が低く特にコンサルトする時に「この科の先生には・・・」というようなストレスは全く無いようです。
これは研修医の先生がいつも言っていることですが。

重傷患者さんを病院全体の医師で診ているという形が、私たちにはとても安心できます。
この記事を読んだ外病院で研修している2年次の先生方は懐かしく思うのではないでしょうか?

これからも、先生方、患者様のために頑張って下さい!!



2009-09-11

指導医インタビュー①

2009年9月11日
指導医インタビュー①
教育管理部 臼井之枝

指導医のインタビュー・・・・
「GOOD RESIDENT」に掲載したものです!!
内科の劉先生へのインタビュー記事です。

blog20090911-1 Q:大隅鹿屋病院の印象は?
医局の雰囲気がとても良い病院です。人数が少ないから大変なところもありますが、少人数ならではの良い点があると思われます。

Q:先生が後期研修に、大隅鹿屋病院を選んでくれた理由は?
研修医の頃、『応援』ということで2ヶ月間来ていました。それまで毎日の仕事をどうやってやり過ごして行くか精一杯でした。でも大隅鹿屋病院で、優秀で熱心な指導医と一緒に働き、初めて成長する自分を実感出来ました。うまく言えませんが人的にも環境的にも合っていたのかもしれません。

blog20090911-2 Q:先生が行う研修は、徳洲会グループのスーパーローテート研修でしたが、現在の必須になった初期臨床研修制度との違いは?
もともと徳洲会グループが売りにしているものが『義務化』という型になり広く一般的になりました。世の中が大きく変わりました。実際研修医として徳洲会グループに入る場合、さほど変わらないではないかと思います。だた、更に上級医の意識変化が良い意味で一番大きいと思います。

Q:研修医の指導は大変ですか?
コミュニケーションは大切です・・・・
もっとも人の事は言えませんが・・・

Q:研修医に期待する事はどんな事がありますか?(エピソードでも)
仕事自体増えたりもしますが、成長して行く姿を見れば楽しいですね。成長すれば結局仕事を減らしてくれるし!
何より、とかく個人プレーになりがちな内科では、やはり『つるんでいる仲間』がいるといいですね。

以上がインタビュー記事です。
劉先生は、平成17年度から研修医とペアを組み上級医として何人もの研修医の指導にあたってきています。
病院見学実習生さんにもとても良く指導をしてくれています。
劉先生に育てられた研修医の先生達も、劉先生のように大きく育っています。
大きくなり過ぎた研修医もいますが・・・・

これから指導医の先生達を少しずつご紹介していきたいと思います。



振り返りレポート

blog090910-1 2009年9月10日
振り返りレポート
教育管理部 臼井之枝

昨日は久しぶりに本当の研修医がブログを書いてくれて「研修医ブログ」になりました(笑)

今日は、前にもご紹介したことがある「振り返りレポート」について書きたいと思います。
なかなかブログは書いてくれない研修医たちですが・・・
「振り返りレポート」だけは、何も言わなくても毎日書いています!
凄いことだと思います。
日本全国の研修医の中には嫌がる研修医もいると思いますが、当院の研修医は全くそのような事は言いません。
もしかすると心の中で思っていて言えないだけかもしれませんが(^_^;)

blog090910-2 江口先生は4月から、有留先生は6月からずっと外病院での研修をしています。
外病院で研修中も「振り返りレポート」を書いています。
徳之島での離島研修では、当院の指導医が応援や研修医教育に行かれていたのでその都度チェックしていましたが・・・・
横浜の病院の精神科研修1ヶ月は誰も研修教育にいけなかったので、かなりの量の「振り返りレポート」が提出されました!!
田村先生も「苦しいなぁ」と言っていました(^_^;)
少しずつ提出してくださいね!!

私も読みましたが、本当にしっかり研修しているんだなと感じれる内容でした。
外病院での振り返りレポートのコメントの件を来年からは少し考えないといけないなと感じています。
勿論、当院が外病院での研修を把握する分にはいいのですが、実際の指導医の先生からのフィードバックがあれば、また外病院の指導医の先生と当院の研修医のコミュニケーションも出来るんじゃないかな?と思っています。

今後、色々と日々見直しなどしていかないといけないなぁと最近良く思っているところです。研修医の先生達!!いい案を出してみてください!!!!!



2009-09-10

7~8月は外病院で産婦人科の研修でした。

2009年9月8日

7~8月は外病院で産婦人科の研修でした。

2年次研修医 江口徹郎

現在は、鹿屋の近隣の病院で小児科の研修をしています。

大隅鹿屋病院から車で10分もかからないところにあります。

その病院は、小児科・産婦人科の研修でお世話になります。

私たちのプログラムまで、小児・産婦人科は2ヶ月ずつの研修で合計4ヶ月お世話になります。
現在、研修している病院は、大隅鹿屋病院と違い、紹介されてやってくる患者さんがほとんどなので、正常妊娠は勿論のこと、結構色々な症例を診ることが出来ます。
勿論、産婦人科なので、御産や緊急手術の呼び出しが何度もあります。

特に“辛い”と思うことはありませんでした。

やはり1年次から研修しながら色々と指導医の先生に教わりトレーニング出来ていた証拠だなと思います!

そんな事を考えると、大隅鹿屋病院が恋しくなります・・・

現在の医師不足、特に産婦人科医・小児科医の不足の問題は鹿屋も例外ではありません。
私の研修させて頂いている病院も、産婦人科勤務医が2人しか居ない事を考えるとかなりの負担です。
大変な科ではありますが、患者さんやそのご家族の喜んでいる表情を見ると嬉しくなってきます。

2年間のスーパーローテートは、必要だと私は感じます。

自分が一生携わることの無い科ですが、この経験がお互いの医師同士の連携などに役にたつのではないかなと思います。

最後に産婦人科の2人の先生方にご指導頂き、とてもお世話になりました。

2ヶ月間、有意義な研修が出来たと思います。
有難う御座いました。



2009-09-08

インドで修行!

2009年9月8日
インドで修行!
研修委員長 田村幸大

書類準備、院内勉強会に追われながら8月27日の卒後臨床研修評価を終えました。
その後、8月31日~夏休みを頂きインドに修行に行ってきました。

色々な意味で勉強になりました。

blog090908-1 1.インドに行くとスターになれる!
デリー空港に到着して一歩外に出ると、タクシーやリキシャ(オートバイに屋根が付いたような乗り物)の運転手から一斉に声がかかります。「ハロー」「こんにちは」「ニイハオ」など様々な挨拶が聞こえてきました。
それを振り切って何とかホテルにたどり着きました。
しかし、翌朝観光に出かけると、お土産屋さん(なぜかムチまで売っています)、リキシャの運転手、さらに意味不明の人々から一斉に声がかかります。
どれくらい声がかかるかというと、10秒で5人位から話しかけられます。
無視して歩いても、自分を中心に人垣が移動する状態になります。
きっと大リーグ2000本安打を達成したイチロー君は、いつもこんな感じなんでしょうね。
インドから帰国してビラ配りをしている人の横を通り過ぎた時にすんなり通り抜ける事が出来ました。
「もっと気合いを入れてしつこく配らなくて大丈夫か?」なんて思いましたが、インドが異常だったのでした。
いずれにしてもインド滞在中はスター気分を味わいました!

blog090908-2 2.「人類みな兄弟」なんて甘い甘い、「生き物みな兄弟!」
これまでいわゆる発展途上国と言われている国にも行った事がありましたが、さすがに首都や有名な観光地は綺麗に整備され観光客を迎えるのにふさわしい環境整備がされていました。
もちろんインドも、そのはず、、、
「あれっ、、、あそこに見えるのは牛!!」
野良犬までは驚きませんでしたが、野良牛!!、野良豚!!!、野良山羊!!!!、野良像!!!!!?
さらに高速道路を走っていると中央分離帯で牛が草を食べていました!
信号待ちをしていたら、隣にリヤカーを引いたラクダが並んで待っていました。
「お巡りさん、取り締まって下さい!」と叫んだものの、お巡りさんの前を悠々と進んでいく牛やラクダを見て気付きました。
この国は「生き物みな兄弟!」なのです。

blog090908-3 3.デリーでゲリー
アグラ→ジャイプール→デリーと有名な観光スポットを順番にまわりました。
毎日、辛いカレーやナンやラッシーをおなかに入れていました。
特に何ともなく元気に観光しました。「インド料理恐れるに足らず」と思っていました。
しかし、最終日にとうとう来ました。
そうです。インド旅行をした人なら誰もが経験するという激しい下痢です。
こんな事もあろうかと準備していた止痢剤、抗生剤、整腸剤を内服して何とか乗り切りましたが、やはりあなどってはいけないのだと思いました。
という事で、食事中だった方、ごめんなさい(_ _)
オヤジギャクでごめんなさい(_ _)

blog090908-4 4.廃車という言葉が無い?
ドアが外れて無くなったバス、バンパーが取れて無くなったタクシー、映画撮影のためにスタントで使ったのかと思うほど凹んだ乗用車、、、
すべてが普通に走っています。
日本だったら車検に絶対に通らない車、車検場にたどり着く前に絶対に壊れるだろうと思うような車が街に溢れています。
きっと、すごく物持ちが良いのか、「廃車」という言葉を知らないのかのどちらかでしょう。

5.インドでiPhone
木村先生がブログのコメントに書いていましたが、iPhoneは特に手続きをしなくても海外で使う事が出来ます。
インドの田舎で周囲に建物が見えない場所でもアンテナが3本立ちました。
これまでもレンタル携帯を使った事はありましたが、日本にいるのと全く同じように使う事が出来、感動しました。
至急の用事があったので日本に電話をしてみましたが、普通に話す事が出来ました。
日々の仕事に役立つアプリもたくさん出ており、仕事の時にも大活躍していますが、インドでも活躍してくれました。
時代はiPhoneです!
来春当院での研修を希望する皆さんに対して、iPhoneを持っている事を採用の条件にしようかと真剣に検討しています!
木村先生、いかがでしょうか?

色々と日本との違いを感じる事が出来ました。
また多くの世界遺産を見る事が出来ました。
コンピューターも無かった時代に、どうやってこんなに巨大な建造物を作ったのだろうと感心した場面もたくさんありました。
最後は下痢にやられましたが、それも今となっては楽しい思い出になっています。

群がってくるインド人を振り払う根性が必要ですが、一度行ってみると色々な意味で心に残る経験が出来るはずです!



2009-09-05

病院見学実習生31・32

2009年9月5日
病院見学実習生31・32
教育管理部 臼井之枝

病院見学実習生の方が2名来られました。
1日の実習でしたので、何を見せてよいか・・・沢山あり過ぎて迷うほどでした。
しかし、学生さんは内科中心で見学したいという事でしたので、内科の先生にお願いしました。

朝は、二人別々に見学。
一人は、内科の吉田先生について内科病棟見学へ。
一人は、外科の田口先生について外科見学、静脈瘤のレーザー手術が行なわれていたのでそちらも見学したようです。
次は、内科外来を少し見学。続いて整形外科外来を見学。
外来見学時間も1時間くらいで内科・整形外科を見学したので時間があまりありませんでした。勉強になったかな??

blog20090904-4 blog20090904-5

blog20090904-6 昼食を取り、次はシミュレーターを使用してお勉強。
外科医長の奥田先生から教えて頂きました。
丁寧に教えてもらっているようで、学生さんの目は輝いていました。
中心静脈ラインの確保は研修医になったら行なう手技なので、手順をしっかり覚えておくと他の学生さんより一歩リードかな?
続いて、治験の看護師さんの奥松さんから点滴ルートキープの解説&実践。

 

blog20090904-7 内科の吉田先生、外科の奥田先生が腕を貸してくれたようです。
上手く出来たかな??

そして、現場に戻り内科病棟へ。
内科の劉先生が一緒に病棟で説明をしてくれました。
褥創回診もあり、それにもついて行ったようでした。
最後に内科のカンファレンスに参加して1日のスケジュールが終わりました。

 

 

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1日という中での見学でしたが、いかがでしたか?
また、また来て頂けましたら次は手術等に入り色々な事を経験して頂きたいなと思います。
大変、遠いところからお越し頂いた学生さん方でした。
病院見学実習にお越し頂きましてありがとうございました。

9月末も実習の申し込みを頂いています。
7月・8月は病院機能評価に没頭していたため、9月は学生さんのために頑張ろうと改めて思いました。



病院見学実習生30

2009年9月4日
病院見学実習生30
教育管理部 臼井之枝

9月1日~3日、病院見学実習生さんが来られました。
遠いところから一人で実習に来られました!
ありがとうございます!

blog20090904-1 1日目は、まず外科の手術から。
朝から、手術の説明を受けて、外科医長の奥田先生と一緒にOPE室へ。
OPE中は、奥田先生と田口先生に色々と教えてもらいながら手術を見学出来たようです。
最後まで手術に入れませんでしたが・・・
次が待っています。
内科を見学にって思った瞬間、循環器内科の辻先生からコール!
PCIを見学して、辻先生に色々とレクチャーして頂いたようでした。
そして、病棟→救急と大忙しだったようです。
まだ終わりません。
blog20090904-2 次は内科。
貴島先生と一緒に内科病棟見学です。
手技を見学したり、内科カンファレンスに一緒に参加しました。
カンファレンス終了後も、少し病棟回診を一緒にしていたようです。

2日目は、またまた手術の見学から開始。
整形外科の手術です。
手術時間まで少し時間があったので、救急部長の木村先生から中心静脈ラインのシミュレーターでレクチャーを受けました。
上手く出来たかな??
そして手術へ。
お昼までばっちり手術見学をしました。
お昼からは、内視鏡の特殊検査を見学に外科の田口先生と一緒に行きました。
15時から、ルートキープの練習です。
blog20090904-3 感染の看護師さん2名と一緒に指導を受けながら、奥田先生や木村先生などの腕を借りながら楽しくやれたようでした。
16時からは、内科の劉先生についてカンファレンスに参加しました。
それで終了!っと思いきや、次は挿管の練習。シミュレーターを使用しながら先生方に教えていただきました。

やっと長い長い2日間の終了です。
大忙しのばたばたの2日間でしたが、いかがでしたか??
また、是非、お越しになるのを病院一同お待ちしています。



2009-09-04

お帰りなさい!

2009年9月3日
お帰りなさい!
教育管理部 臼井之枝

9月1日より、救急部長の木村先生が大隅鹿屋病院へ戻って来られました!!!
大変嬉しいことです。
木村先生は、外科・救急が専門ですが、現在、9月1日からは整形外科研修をされるという事です。
部長クラスになっても、日々勉強、まだまだ勉強・・・・
凄いですね。
研修医の模範になると思います(笑)

昨日は、2年次研修医の有留先生が夕方、外病院の研修先から木村先生に会いに病院へ来られました。
タッチの差で木村先生は帰られていました。
とても残念がっていました。

blog090903-3 早速、先生が戻られてすぐに学生見学実習生さんが来ていたのでレクチャーして頂きました!!!(学生さん実習の様子は明日アップします)
早くも先生をこき使っている?という印象を持たれてしまうかな?
「ドクターK」を一緒に読んでから、シミュレーターを使用してレクチャーを行なってくれました。
何だかこの風景が懐かしい感じがしました。
1ヶ月に1回は、病院に応援に来て頂いていたのでその時も学生さんのお相手はしてくれていたのですが・・・

また、一緒に研修医教育が出来ることがとても嬉しいです。
現研修委員長の田村先生と、元研修委員長の木村先生と力を合わせてよりよい研修システムを作っていきたいと思います。

木村先生、これからまたまた宜しくお願い致します!



卒後臨床研修病院機能評価

2009年9月1日
卒後臨床研修病院機能評価
教育管理部 臼井之枝

田村先生もブログに書きましたが・・・
事務担当からも!

27日、無事に機能評価受審が終わりました。
このブログを借りて、ご協力いただいた職員の方々にお礼を!!

blog090903-1 過去にも臨床研修については、勉強会は行なってきました。
病院対象、看護部対象、事務部対象・・・と。
5月には、省令改正に伴い事務部でも勉強会を開いたばかりでした。
しかし、今回はもう一度おさらいの意味を含め行いました。
忙しい業務の中沢山の方々が参加してくれました。
田村先生から指名され答えを言わないといけない場面とかもあり、緊張したのではないでしょうか?
本当にありがとうございました。

blog090903-2 資材の方にも、急な物品請求にも大至急で対応して頂きまして大変助かりました。
コピーを頼んだ各部署のみなさん、ありがとうございました。
総務課の方々にも十分過ぎるほどの協力ありがとうございました。
書類の多さに驚きながらも、一生懸命にお手伝いをしてくれた総務課の女性陣には感謝、感謝です。
事務部長は、時間の無い中、大量の書類に目を通すのは本当に大変だったと思います。
疲れもピークだったのではないでしょうか?ありがとうございました。
そして、そして!!事務次長には一番お世話をかけてしまいました。本当に、信頼出来ていつもリーダーシップをとってくれる次長が頼りになりました。本当にありがとうございました。

看護部長さん、医療安全、感染対策、各病棟師長、看護部長秘書さん、準備段階から機能評価当日まで大変でした。
大変忙しい中、時間の無い中、大変だったと思います。
本当にありがとうございました。

最後に、プログラム責任者の田村先生、本当に大変な2ヶ月でしたね。
最後の最後に「iPhone」事件がありましたが・・・・
進級・終了証書授与式に研修医の先生方には「一人で研修は決して出来ない」という事を忘れないで欲しいという思いをこめて行ないましたが、今回、私たちがそれをとても感じました。
臨床研修というとても専門分野の機能評価でしたが、病院全体で取り組み、全ての人たちが協力してくれたことに本当に感謝しています。

これから、研修指定病院として発展していけるように頑張りたいと思います。



2009-09-01

歴史に残る大きな一歩

2009年8月28日
歴史に残る大きな一歩
研修委員長 田村幸大

8月27日は待ちに待った卒後臨床研修評価の受審日でした。

blog20090831-1 朝は書類審査から始まりました。こちらは準備していたと思っても、いざ書類の提示を求められると、すぐに見つける事が出来ないものもあり慌てました。ここは優秀な事務担当のサポートで無事終了しました。

続いて当院の研修の概要・理念のプレゼンテーションです。
担当の井戸院長は1時に覚醒して、朝まで眠れずそのまま病院に来られたそうです。徹夜の準備の甲斐あり、当院の研修の特徴が伝わる良い発表でした。

次に合同面接です。サーベイヤーと当院スタッフが向かい合って細かいポイントを次々に質問されました。
日々やっている事、今後こうしたいという思いを答えていたら、あっという間に終わってしまいました(実際は1時間位の時間でした)。

昼食を挟み昼からは病院内のラウンドです。
病歴室、図書室、安全管理部、当直室、教育管理部、検査室、医局、屋上、内科病棟、外科病棟、相談窓口、外来・ERと順番にラウンドを行い、行く先々で担当者に質問が投げかけられていました。

blog20090831-2 続いて研修医インタビューがあり、有馬先生、江口先生がインタビューを受けていました。

最後にサーベイヤーの方から講評を頂き終了となりました。

講評では「地域医療を支える良い研修医を育てようという意欲と熱意で素晴らしいプログラムが提供されている。熱心な指導医とアットホームな雰囲気がある点を研修医が評価していた。振り返りレポートは大変良い取り組みで感銘を受けた。今後研修病院として発展していく事は間違いない。ただ、医療安全に関しては、今後大隅半島唯一の研修管理型病院としてより高いレベルでの質の確保が必要。」と総括を頂きました。

今回の受審の準備過程で感じた事は、如何に病院一丸となって研修医教育に取り組んでいるか、それが永続的な研修医教育につながるようシステムが作られているかが問われているという事でした。
一人の優れた研修医、一人のスーパーマン的な指導医がいたとしてもまったく良い評価は得られない評価の仕組みになっていました。
そのような中で看護部を始め、多くのコメディカル部門が日々の研修に協力してくれました。また、今回の受審の際にも本当に多くの協力を頂きました。
採用試験受験者数の増加など大きな成果が出始めると、「これだけの成果を上げたのだから」とついつい天狗になってしまったり、裏方の苦労を忘れてしまったりします。
しかし、ここを忘れてしまっては今のような病院一丸となっての取り組みは望めなくなると思います。
本当に多くの方のご協力を頂き、心から感謝申し上げます。

個人的には準備過程から一貫して関わる事で大変な事も多かったのですが、誰もが経験できるわけではないプログラム責任者として卒後臨床研修評価に臨むという貴重な経験をさせて頂きました。私自身の成長の糧になると思います。

長いようで短い一日でした。
しかし、当院の臨床研修の歴史に残る大きな一歩でした。