2010-11-13

福井大学の寺沢先生に来て頂きました。

2010年11月13日

救急部長 木村圭一

 

 11月5日ー6日まで、福井大学の寺沢教授に来て頂きました。寺沢先生はER型救急の草分け的存在で、学術的にももちろん有名ですが、仏の寺沢と呼ばれていて、温厚な性格でも有名です。

 

 11月5日は大隅肝属地区のMC協議会と当院の共催の講演会でした(MCとはメディカルコントロールの略で、MC協議会については別記事で解説します)。「救急搬送のピットフォール」と言うお話で、尿管結石だと思ったら腹部大動脈瘤破裂だったとか、様々な例を挙げられ、思い込みは避けるべき、ただの外傷と思ったら不整脈が原因だったとかで、怪我をした原因を必ず追及すべきなど、色々貴重なお話しをして頂きました。

 地域の消防の方、病院関係者など多くの方が感銘を受けていました。著書を買いたいと言う人が多くて、その場で売れば良かったです(^.^)。

 

 講演会の後は懇親会でした。私は先生の著書2冊にサインをして頂きました。奥田先生はiPadに入れてしまっていたので、iPadの手書きアプリにサインをしてもらっていました。寺沢先生はサインをするのが最近楽しくなってきたと言う事だったのですが、iPadにサインをしたのは初めてだったようです(^.^)。

 

 11月6日は朝7時半から午後2時頃まで、研修医の先生達とカンファレンスでした。先生がお話しして下さる内容はもちろんですが、話し方やコメントを入れるタイミング、先生が醸し出す態度など、とてもまねできそうにないですが、指導医としても勉強になる事ばかりでした。

 

 研修医の先生達は、色々刺激を受けた事と思います。この体験を生かして研修頑張りましょう!

 

 来年の8月にも来て頂く約束をしましたので、興味のある方は是非遊びに来て下さい。

 

 当院の職員も読んでいると思うので、何故この講演が実現したかを説明します。2月か3月に鹿児島生協病院で寺沢先生の講演があり、城間先生と江口先生、有留先生と一緒に参加しました(その後の天文館でのカンファレンスの方がメインだったかも知れませんが(^.^))。その時非常に素晴らしいと思ったので、当院でも是非!!と思い、駄目元で大学にメールを送りました(寺沢先生のアドレスは知らないので)。するとすぐに先生から直接お返事頂き、半年後くらいなら(半年先まで予定が一杯なんでしょうね)大丈夫ですと言って頂きました。私は寺沢先生と面識があった訳ではありません。

 

 2月の水谷先生もこんな感じで来て下さいました。見ず知らずの人から、こんな遠い所での講演を頼まれても、快く来て下さる人たちがいる事に感動します。

 

 これからもお話を聴きたいと思った先生がいたら、お願いしてみようと思います。希望があったら教えて下さい。

 

 それから、当院からもそうやって講演を頼まれるような先生がたくさん出ると良いですね。研修医のみなさん、5分ごとに笑いが出るようなお話を訓練しておいて下さいね!

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