2009-11-02

自分の決めた道は迷わないようにしましょう

2009年11月2日
自分の決めた道は迷わないようにしましょう
救急部長 木村圭一

マッチングの結果が発表されたので、、、、

何でも迷っているうちが一番楽しいと言います。例えばパーソナルコンピュータ(以下パソコン)などがそうです。どれにしようかな、、、と迷います(私はMac派なので、数種類しか迷う余地はありませんが)。木村拓也さん(以下キムタク)(注1)が宣伝しているから富士通かな、やっぱりソニーが良いかな、以前は中山美穂さんが宣伝していたからNEC(日本電気)かなと基準は色々です(ある先生は、携帯を選ぶ時に鈴木杏樹が宣伝していた(注2)からと○○デジタルホン(現在のソフトバンクモバイル)にしていました)。

やっとキムタクが宣伝で使っているのと全く同じ機種・色のヤツを買ったとします。あれ、、、テレビで観たら恰好良かったけど、、、、あれはキムタクが使うから恰好良かったんだ、、、、何だか動きが遅いし、迷惑メールは沢山送られてくるし、、、、やっぱりソニーが良かったな!!等と後悔し出します。

パソコンは余裕があれば買い替えれば良いでしょうし、まあ少し我慢すれば良いでしょう。しかし、研修病院はそれではいけません。今の制度では原則2年間は病院を変われません(注3)。医師人生で最も重要と言われている研修医時代を後悔しながら生活しなければならないのは都合が悪いです。

よって、一度決まった事は後悔しない事です。

もちろん長く付き合えば悪い所が沢山見えてきますし、良い所は普通に思えてきます。だから良い所は良いんだと常に認識し、悪い所は変えられれば変えて行きましょう。何よりも、病院は研修の機会を与えているだけであり、研修を実際にするのは自分自身であると言う事を忘れないようにしましょう。自分自身が努力せず、指導医が、病院が悪いんだと言っていてはいけません。そんな事をしてたら、有名研修病院へ移れたとしても同じ結果になるはずです。

大隅鹿屋病院に就職したら、自分は大隅鹿屋病院の研修医である、、、と言う意識で毎日頑張りましょう。本当ならば、鹿児島大学病院に行っていたのに、、、、と思っていてはいけません。マッチングと言う制度があろうと、自分の努力の結果当院に就職する事になったこと、例えば鹿児島市立病院へは行けなかったことを納得しましょう。

当院の卒業生はみんな、他の研修病院の誰よりも頑張っているんだ!!と思うようにしてきたと思います。だから2年間当院で研修したことを後悔していないのでしょう。それが、後期研修で当院を離れたとしても、今でも連絡をとってくれている事と繋がっているんだと思います。

大隅鹿屋病院で研修が決まった6名の方は、2年後に大隅鹿屋病院で研修して良かった!!もう一度研修病院を選ぶとしたら、やはり大隅鹿屋病院を選ぼう!!と思えるような研修医時代を過ごしましょう!スタッフ一同そうなるようお手伝いさせて頂きます!!

ちなみに、写真は当院の近くにあるバドガールがいるかも知れないお店のトイレにはってあった詩です。

blog20091102-1

注1:私は昔肺炎で入院した事があります。本名を部屋の入り口に掲げておくとあまり良くないと言う事で、偽名になりました。希望を聞かれて何か答えた気がするのですが、実際には「木村拓也」になっていました。数名の方が、本当にあのキムタクが入院しているんですか!!とナースステーションに聞きに来たらしいです。

注2:鈴木杏樹さんは外科医と結婚しています。その先生も外科医です。何と手術を執刀した主治医だったらしいです。そういう事が起こる可能性は、赤ちゃんに慢性閉塞性肺疾患が発生するのと同じぐらいです。

注3:研修病院はもちろん変われますが、すぐ変わって良いとは言われません。見えないかも知れませんが、お役所の人、病院の研修担当の人たちが大変な苦労をして、やっと病院を変われます。研修医になろうとしている皆さん、ご注意を。



1 件のコメント:

  1. 都会の研修委員長2009年11月4日 6:29

    おっしゃる通りですね。私の高校受験の時には学校群制度というのがあり、自分の希望する高校へ行けない場合がありました。
    それで、あっちの高校へ行っていれば、、、と友人たちがよく言っていたものです。
    私は今の高校に入れて良かった!!と思うように生活することが大事だと思いました。
    研修病院も同じですね!!研修医の先生に文句言われないよう、お互いがんばりましょう!!
    バドガールのいるお店、是非今度連れて行って下さい!!

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