2011-06-24

症例検討会

 

初期研修医 B


大隅鹿屋病院では、毎週木曜日の朝、症例検討会を行っています。
初期研修医が、自ら担当した患者さんの病態や検査結果の解釈、
治療法の良し悪し、考察などを自分で調べて発表します。

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↑村場先生の発表の様子


私が今週の当番で、私が選んだテーマは「市中肺炎から学ぶ感染症」です。
今回、感染症の本を読んで読んで、穴があくほど読み込みました。
私の本が綺麗なのは決して読んでないからではなく、読んでるけど
綺麗に使っているからなので、勉強してない!とか読み込みが足りない!
わけではないのであしからず。


勉強しまくって出した結論は……………難しい!!ということです。

感染症は、1週間や2週間勉強したぐらいで身につくものでもないですし
何より難しいのは答えが一つに決まらないということです。
誤嚥性肺炎に対してSBT/ABPCを使う人もいればCTRXを使う人もいます。
あるいはCAZやSBT/CPZを使わなければいけない人もいるでしょう。


しかし、感染症の基本は身につけなければなりません。
少し私が発表した内容をご紹介します。

・感染症のときの起因菌の推定の仕方
・起因菌が推定できれば抗菌薬をどう選ぶか
 狭いスペクトラムの薬が良いのか、広い強い抗菌薬は使っちゃダメなのか?
・抗菌薬を選んだらどう投与するのが正しいのか
・抗菌薬を変えるタイミングは?やめるタイミングは?
 抗菌薬は変えて良いのか?継続すべきなのか
 投与している抗菌薬が有効かどうかの判断基準。
 WBC やCRP, 胸部レントゲン像に騙されるな!
 WBCが高いから、CRPが高いから、熱があるから、
 胸部レントゲンで透過性低下があるから抗菌薬が効いてないわけではない!
 De-escalationしてみよう!

などなどです。で、私なりに学んでまとめた結果です。

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こんな感じで結論づけました。ほんの一部ですけどね。
終わった後に良い発表だったよ~や勉強になったよ~と言われて
調子にのってブログを書いた次第であります。
やっぱり私は褒められて伸びるタイプだなぁ。
先生方、褒めて伸ばしてください!!
お願いします!!

2 件のコメント:

  1. 内科 有留大海2011年6月27日 23:50

    私は出張のため聴くことができませんでしたが、よい発表ができたみたいですね。
    発表したり人に教えたりするのは、自分の知識の整理に役立ちます。今回勉強したことを、実習に来た学生さん達にも分かりやすく教えてあげてください。

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  2. 初期研修医 B2011年6月29日 11:18

    有留先生にも見せたかったです。
    発表が終わった後のスタンディングオベーション。
    次はぜひ有留先生もスタンディングオベーションに
    参加してください!

    返信削除

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